現在、国立新美術館で行われている「マティス 自由なフォルム」に行ってきました。
国立新美術館は人生で2回目。
2019年の「ブダペスト展」以来です。
まさかあの時はこんなにアートにハマって記事まで書くようになるとは思っていませんでしたが、ずいぶん変わったな・・・としみじみ思っとります。
ちなみに国立新美術館は黒川紀章の設計。
会館は比較的新しめの2007年です。
昨年公開された「ジョン・ウィック:コンセクエンス」の舞台にもなりました。
さてマティスは昨年にも東京都美術館で開催されて、そのときも楽しんできました。
短いスパンで開催されるあたり、マティスの人気がうかがえます。
今回の展示では前半は撮影禁止、後半から撮影可能となります。
前半は絵や彫刻が多く、後半は切り紙絵が中心といった感じです。
そしてなによりクライマックスは、マティスの集大成と言われるロザリオ礼拝堂を再現しちゃってます。
これが本当によくできていて素敵な空間でした。
撮影可能エリアになった瞬間に迎えてくれたのは「花と果実」。
なんとこの作品は4.1m×8.7mとかなりの大きさです。
今回のためにフランスで修復され、日本初公開。
ちなみにマティスは1950年頃に初めての展示が日本で行われていたそうです。
しかも当時はまだマティスも存命だったようで、なんだか不思議な感じ。
↑これが当時の資料です。文藝春秋ってこの時からあるんですね。
私の好きなマティスの作品集「JAZZ」の切り紙絵も20枚展示されておりもう眼福。なぜかとても惹きつけられます。
そしてここからがまだよく知らないロザリオ礼拝堂関連の作品です。
ステンドグラスがたまらなく綺麗。
自宅の一部を改修したいくらい。マティスが表現する青は特に好き。
ロザリオ礼拝堂の再現です。
3分間で1日の光の当たり方を再現しており、これがとても綺麗でした。
ちなみにマティスが1番綺麗と言っていたのは11:00頃だそうです。
少し前に放送された日曜美術館でマティスが訪れた南仏・タヒチへの旅を観ましたが、これももう本当に綺麗で。
地球にあんなに綺麗な場所ってあるんですね。
あんなところに滞在したらそれは色彩感覚研ぎ澄まされるでしょう。
晩年のマティス。めちゃくちゃカッコイイ。
少し違いますが、アルニスのフォレスティエールを彷彿させます。
次の秋冬はラクアでオーダーしようとこれを見た瞬間決めました。
「マティス 自由なフォルム」は5/27まで。
音声ガイドは安藤サクラさんです。これもよかったですよ。
是非行ってみてください。