フランク・ロイド・ライト展と和田誠展

スポンサーリンク



パナソニック汐留美術館で開催中の「フランク・ロイド・ライト 世界を結ぶ建築」に行ってきました。

パナソニック汐留美術館は初訪問。
汐留といいつつ、新橋駅から徒歩1分程度です。
ただ駅からは少しわかりづらい道です。

オフィスを兼ねていることから撮影可能エリアは極めて少く、今回の展示に関してはわずか1箇所のみです。

展示室自体もかなりコンパクトで、しかも平日昼間にも関わらず入場待ちの行列が出来ておりました。

たくさんの来場者が〜とホームページにもありましたが、たしかにその通り注目度の高さを感じました。

ちなみにチケットを買う際にホームページの割引クーポンの画面を見せると100円引きになります。

さてフランクロイドライトといえば落水荘や帝国ホテル2代目本館が有名ですが、今回の展示では他にも多くの作品を見ることができます。

大きいものから小さいものまでかなりの数の展示があります。

とりわけ目を引いたのがそれぞれの設計図です。
これがとても美しい。

建築物本体も非常に詳細に描かれており、さらにそれに加えて木や花などが美しく添えられています。

日本の浮世絵の影響も強く受けていたというのがヒシヒシと伝わってきます。

ちなみに私は帝国ホテルのポストカードを購入しました。

ライトは一般的な家庭でも手に入るような手頃な住宅も設計しており、今回唯一の撮影可能エリアがその住宅を再現したものです。

このユーソニアン住宅がまた素敵でして。
設計図の上ではシンプルだけど、実際の写真を見ると非常に魅力的な作りになっています。

今回の展示で1番印象に残ったのは1936年に完成したジョンソンワックスビルです。

写真がなくて恐縮ですが、これが80年以上前に作られたなんて信じられません。

息子に、「これ未来と過去どっちに見える?」と聞いたら「未来」と答えてました。
「俺もそう思う」

コンパクトな展示室でしたがぐるぐる周って1時間半以上鑑賞していました。
なかなか大満足。

3月10日まで開催中です。

和田誠 映画の仕事

まだ時間があったので歩いて銀座方面に向かいます。

次の目的地は国立映画アーカイブの「和田誠 映画の仕事」です。

国立映画アーカイブも初訪問。
こちらはなんと入場料250円。驚きの安さです。

映画は非常に好きでして、今でも年間50本程度は鑑賞しています。
サブスクはU-NEXT派です。

こちらでは常設展から順番に周っていく仕組みで、常設展もなかなか見所がありました。

本当はもっと映画の歴史について学ばないといけないのですが、目に入るのは昔のスーツ姿の男達ばかり。

↑中田俊造氏 1931年

↑小津安二郎氏

昔の着こなしはカッコイイものが多いですね。
サイズ感の問題でしょうか。
やはり服にはある程度のゆとりが必要不可欠と思います。

和田誠と聞いてもピンと来ない方も、きっとどこかで彼の作品を目にしたことがあるハズです。
(私もピンと来てませんでした)

和田氏は最初は映画監督ではなく、映画が好きなあまり、映画ポスターの作成を仕事にしていました。

しかも最初は無報酬だったようで。

好きが高じて映画に携わる仕事が徐々に増えていき、最終的には映画監督も務めています。

↑ハリウッドスター達 

↑名作映画達

和田氏が手掛けた作品が所狭しと並んでおり、こちらも観応え抜群。

↑和田氏の仕事場 好きなモノに囲まれるって幸せです

観てるとなんだか楽しい気分になってきます。
マネできそうだからマネしたいけど実際描くと難しいんだろうなー

↑北北西に進路を取れ

こちらはお客さんが少なかったおかげで
じっくりと1時間観ることができました。

事前情報をほとんど入れず、気楽な気持ちで行ってみたのですが大満足でした。

↑和田氏の監督作品

2つの展示を観て心がとてもリフレッシュされて、さらに合計15000歩ほど歩けたのできっと体にも良かったと思います。

当ブログのアートカテゴリーの記事はほとんど読まれていないのですが、後学のために続けていくつもりです。

今後ともよろしくお願いいたします。

スポンサーリンク