先日のフィン・ユール展に続き、今度はこちらに行ってきました。
開催場所は東京都現代美術館。清澄白河駅から徒歩7分くらいでした。
ちなみに東京都現代美術館の設計は柳澤孝彦氏。
ジャン・プルーヴェ
今回も事前の情報はまったくなしで飛び込んできました。
ジャン・プルーヴェ氏は1901年フランスのパリ生まれ。もうパリに生まれたかったですホント。
建築家やデザイナーではなく、「構築家」と自分のことを呼んでいたそうです。
たしかに展示を観ていくとそれも頷けるような。。。
↑は1950年代頃のジャン・プルーヴェ氏。
長袖のポロシャツを見事に着こなしています。カジュアルでもグレースラックス履いてるあたり見習いたいものです。
展示の初めは家具がメインです。家具といってもどちらかというとオフィス家具的なモノが多かった印象です。
優れた製品は設計図も美しいです。こんな風に飾りたい。
製品のポスターももちろんキレイ。プルーヴェ氏が活躍している時代にインテリアの雑誌などが盛んになったようです。
建築
温かみのある木を中心とした家具や建築が多いのかと思いきや、金属を用いたプレハブのような建築もたくさん観られます。
少ない時間や人数で簡単に組み立てることが可能な建物がいくつも展示されており、実際に組み立てている動画もありました。
個人的に好みだったのはこのトタル社のガソリンスタンド。奥の建物が素敵です。現代にあってもモダンだと思います。
サムネの建物です。
プルーヴェとピエール・ジャンヌレによるF8×8 BBC組立式住宅。
室内はこんな感じ。とても素朴ですがやっぱり素敵です。
プルーヴェの特徴?なんでしょうか、どれも軒が上向きに設置されています。
実用性を考えた結果この形になったのでしょうか。
とこんな感じで家具から建築まで一通り堪能したらフィニッシュです。
約60分の映像が見れる場所もありましたが、少しだけしか見てきませんでした。
まとめ
フィン・ユールと似た感じなのかなと思っていましたが、いざ見てみると全然違った印象を受けました。
プルーヴェはもっと実用的といいますか、自ら工場を作るくらいなので量産することを重視していたのでしょう。
しかし戦争で物資が入手しづらいなど大変な時代だったんだなと改めて感じさせられます。(現代も大変な時代になっていますが)
鑑賞を終えた後に渋谷のゴダールさんに寄ったのですが残念ながら開店しておらず。
その後に、映画監督のジャン・リュック・ゴダール氏の訃報を知って驚きました。
まだ観ていないゴダール氏の映画がいくつもあるのでじっくり観てみようと思います。
話は逸れましたがジャン・プルーヴェ展は10/16(日)までです。是非感じてみてください。