上野にある東京都美術館で開催されている「フィン・ユールとデンマークの椅子展」に先日ようやく行ってきました。
7/23~10/9までの開催です。
行ったときはボストン美術館展も人気で人が結構集まっておりました。
(ボストン美術館は7/23~10/2まで)
なお10/1は都民の日ということで、東京都美術館は無料公開されるそうです。
ちなみに東京都美術館の設計は前川國男です。
フィン・ユール
最近どうも建築や家具が気になるということで観に行ったのですが、正直フィン・ユールさんのことはほとんど知りませんでした。
ウェグナーとかヤコブセンはよく聞きますが・・・すいません。
でも今回でよくわかりました。素敵です。
個人的には1950年から60年代くらいのスーツがとても好きでして、もちろん家具や建築も素敵なのですが、なによりデザイナー自身がカッコイイ。
とても柔らかそうなスーツに身を包まれています。こういう着方がしたいのです。
撮影禁止のエリアに「デンマークのデザイナー達」という1963年の写真があるのですが、これは服好きの方は必見です。
アイナーラーセン、アルネヤコブセン、アクセルベンダーマドセン、オルラモルゴーニールセン、イブコフォドラーセン、ピーターヴィット、ハンスウェグナー、フィンユールの8人がそれぞれ素晴らしいスーツで写っています。
展示
展示はとにかく椅子、椅子、椅子だらけです。
よく見ると非常に複雑な作りになっているモノやわりと簡単そうなものまで色んなタイプの椅子があって面白いです。
あとちょこちょこ飾られている椅子の図面の水彩画がこれまた素敵です。ポスターとして飾りたいくらいです。
展示の最後には体験型として実際に色々なタイプの椅子に座れるスペースがあってそこは非常に盛況でした。
椅子もさることながら照明も凝っていてどこも素敵な印象を受けました。
まとめ
やっぱり美術館ってなんかいいですね。
まったく予備知識がなくても楽しめるし、観た後は新しい知識が入ったような感覚でなぜかルンルンになれるし、1000円~2000円で楽しめるコンテンツとしては最高だと思います。
次は東京都現代美術館で「ジャン・プルーヴェ展」に行ってみようと思います。
(7/16~10/16まで)
真ん中が若い時のフィン・ユール。やっぱりいいコート着てます。