ヴァロットン 黒と白展

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愛用しているロイドフットウェアのシューツリーが破損してしまったため、銀座店に修理をお願いしてきました。

ロイドの純正ツリーは持ち手が外れてしまうことがたまにあるそうです。

ツリーを預けたついでに購入したのが以前から狙っていたアーガイル柄のロングホーズ。

ウール70%・ナイロン30%の比率で温かく丈夫といったところでしょうか。

しかも嬉しいMADE IN ENGLAND!さすがです。

もう1足くらい買い足したいと思います。

ヴァロットン

いきなりタイトルと関係ない話で失礼しました。

ここからはタイトルのとおり「ヴァロットン 黒と白展」についてです。

ロイドフットウェアの帰りに時間が余ったので丸の内に移動して、前から気になっていたこちらの展示を見てきました。

そもそも以前より三菱一号館美術館には建築としての興味があり、是非行ってみたいと思っていたので最高のタイミングでした。

フェリックス・ヴァロットンは19世紀末のパリで活躍した画家です。
黒一色の木版画で名声を得ました。

個人的には親戚が版画をやっていたりとなにかと好きでして個展に行ったりもたまにしています。

しかし大きく違うのはヴァロットンの場合は黒と白のみということです。

↑喧嘩あるいはカフェでの一場面

しかもこうなんというのでしょうかただの景色や風景ではなく、ちょっと毒があるような作品が多く見られました。
(皮肉っぽいとかユーモアがあるというのでしょうか。)

でもそれが非常に面白くて、途中から木版画であることを忘れてしまうような世界観でした。

撮影不可だったのですが、似顔絵肖像のシリーズが個人的には大ハマりしました。とても100年以上昔の作品とは思えません。

↑ルボンマルシェ

当時の百貨店の様子です。これはモードっぽくて今の気分に刺さりました。

これは雑誌かなにかの表紙になった絵ですが、やっぱりシンプルに絵がキレイです。色がついてもイイものです。
なんとなくタンタンの冒険を連想しました。

ヴァロットンさん。シングルのピークドラペルのジャケットを着用されているようです。肉厚な生地感が好みです。

三菱一号館美術館

展示もかなり楽しめましたが、やっぱりなによりこの美術館自体が素敵です。

イギリス人建築家ジョサイア・コンドルの設計により、1894年に竣工しました。

丸の内では初めてのオフィスビルだったようです。

ちなみにコンドル氏は鹿鳴館を創ったことでも有名です。

こんな廊下があるオフィスで仕事がしたいものです・・・

こんなに素敵な三菱一号館ですが、高度成長期の近代化の流れで1968年には解体されてしまいます。

しかし2010年に当時の設計図などで可能な限り復元されて、三菱一号館美術館として生まれ変わるのです。

非常にハンパな写真ですが、中央階段です。手すりが一部グレーになっている部分は旧三菱一号館の保存部分です。

中庭部分ではウエディングフォトの撮影が頻繁にされていました。皆さんとても素敵でこちらも気分が良かったです。

まとめ

展示も建築も刺激されっぱなしでした。
もう一度行きたいくらいです。

「ヴァロットン 黒と白展」は2023年1月29日までです。

次は音声ガイドも聴いてみたいと思います。

是非素敵な時間をお過ごしください。

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