注文から1ヶ月。
東京トランクショーのタイミングで仮縫いを行ってきました。
相変わらず仕事が早いです。
注文→1ヶ月で仮縫い→1ヶ月で納品の流れは季節を読みやすく本当に助かります。

仮縫い
仮縫いは本番とは別の生地で行います。
今回はイタリアでカバンやジャッコーネと呼ばれるショートコートなのでパッと見は普通のダブルのジャケットのようです。
早速羽織らせてもらいます。
着てみるとなんかもう結構いい感じです。でもここからしっかり確認をしていきます。

着丈の設定で悩んでおりましたが、ジャケット+7~8cmで落ち着きました。
身幅は少しだけ削ってモダンな感じに。(クラシックかつモダンが狙い目(笑))
あとは胸ポケットの位置を下げていきます。
それに伴って全体的にボタン位置も下げていき重心をやや下の方に置いておきます。(ラペルの返りも下がります)
重心を下げればクラシックになると思っているのですが実際どうなのでしょう。
袖はターンナップにするか相当迷いましたが、結局なにもなしのスッキリにしました。
袖丈は、短いとバイクの運転に支障が出てしまうので右手のように少し長めにしました。
最後にボタンと裏地を決めて終了です。

修正後
楽しみ
コートの仮縫いはそうそうあるものではないので楽しかったです。
普通のPコートを原型にしたものの相当いじっているのでカッコイイのができるか不安もありましたが、今回の仮縫いで少し安心できました。
本番で使うローデンクロスも反物で見せてもらいさらにテンションアップ。
触るといかにも風に強いといった具合のハリがあってこれは期待できます。
かなり楽しみな1着です。
ちょうどそろそろコートが欲しい季節になってきたので完成が待ち遠しいです。
