リビング・モダニティ展

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会期終了が間近に迫っている中、なんとか滑り込みしてきました。
(サムネはフランク・ゲーリー邸 1978年)

国立新美術館で開催されている「リビング・モダニティ 住まいの実験」です。
 
個人的今年絶対行きたい展覧会でトップの方にランクインしてました。
もちろん絵画も好きですが、家具や建築も大好きで関連する展覧は全部行きたいし、アートブックもたくさん集めたいんです。
こんなんだからたぶんお金が貯まらない体質が治らないんだと思います。
 
国立新美術館はこのブログでも度々登場しているので詳細は割愛しますが、やっぱりいつ来ても美しい。
ただ来る時はいつも昼間なので夜の表情も見てみたいですね。
エルメス銀座を横にした感じかな。
 
今回は、1920年代から1970年代の傑作14邸の住宅を中心とした展覧会となっています。
それぞれの設計図や写真、模型などから特徴や建築家の意図が理解できるようになっています。
これがめちゃくちゃ面白い。
 
↑スカイハウス 菊竹清訓 1958年
 
↑フィッシャー邸 ルイス・カーン 1967年
 
一応、7種類の観点があるので順番に回ることもできますが、広いワンフロアになにやら素敵な物がたくさん配置されているのでもう入った瞬間テンション上がっちゃってあっち行ったりこっち行ったり。
 
ちなみに導入部分の白い窓枠はル・コルビュジエの「ヴィラ・ル・ラク」の水平連続窓を再現したものだそうです。
あとで知りました。
 
↑ミラー邸 エーロ・サーリネン 1957年
 
↑ムーラッツァロの実験住宅 アルヴァ・アアルト 1954年
 
とにかく会場中を観て、読んで、歩いて。
すごい面白いけどめちゃくちゃ疲れました。
 
模型はなかったけどケース・スタディ・ハウス#22もよかった。
土浦亀城邸は青山に保管されているようなので今度行ってみようと思います。
 
残念ながら大ファンで楽しみにしていたミース・ファン・デル・ローエのトゥーゲントハット邸の模型はありませんでした。
 
なぜだ・・・と少し落胆しながら会場を出ると2階に展示が続くとあるのでとりあえず行ってみます。
 
するとなんとミース・ファン・デル・ローエによる「ローハウス」が原寸大で再現されているではないですか。(写真はなし)
 
正直ローハウスの存在は知りませんでしたがそれもそのようでどうやら実現しなかったそうです。
 
こんなシンプルながら素敵な住宅が実現しないなんて勿体ない。
もう一度、家を建てる機会があるなら間違いなく参考にします。
 
ミースがデザインした椅子に座って少しゆっくりしてから次に進むと、今度は名作家具がたくさん展示してあります。
 
これらはすべて実際に座って体験できるということでいくつか座らせてもらいました。
もうこんなん絶対欲しくなります。
少しずつでいいから家具は絶対いいモノを揃えたいところです。
 
↑エーロ・サーリネンがダンディ
 
こんな感じで素敵な住宅、家具に囲まれまくる今回の展覧会は6/30まで。
巡回展は兵庫県立美術館で9/20から1/4まで開催予定です。
 
行ったら絶対楽しいのでオススメです!

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